Shantra

Shantra Diary

主に未来、精神分野

カルマ(業)の修正とは

私達のこの地上における修行の第一の目的は

己の業(カルマ)を直すことである

 

業(カルマ)の修正は

善と悪が混合された環境でないと理解できない

 

あの世では、悪の結果が、ただちに現れてしまうために

業(カルマ)の修正がむずかしい

そこで、この世で己の心の豊かさを造るために

さまざまな経験、学習をしていくのである

 

私達の心は、こうして、苦しみや喜びをとおして

ある者は歪みを造り

ある者は豊かな慈愛に富んだ広い心を造っていく

 

恨みやそねみ、怒りなどを持つと必然的に

心の不調和や肉体的不調和を

造り出してしまうということである

 

すぐ感情的になる短期な人は

感情の領域が大きくふくらみ

理性の領域が小さくなってしまうのである

これを、心の歪み、といっている

 

船頭に歪みができるのだから

当然、肉体舟にも歪みができてくる

 

このように、私たちの心というものは

生活の諸現象をとおして

一秒一秒、変化しているのである

 

理性は、知性の状態によって

ブレーキの状態が違ってしまうものだ

 

知性は、人生体験や学問によって

豊かにすることができるが

心を失ってしまった思想や他力本願の宗教などは

逆に、理性を、ノン・ブレーキにしてしまうことが

多いのである

 

潜在意識の90%は、私たちの一切を知っているのに

正しい心の調和ができないため

良く己の特長をつかみ得ないのが人間であり

かえって、そのゆえに修行ができるという

現象界であるともいえるのだ

 

現在の自己の心の想念と行為の姿こそ

己自身の過去世の姿である

 

それは、地位、名誉、経済、物質を除いた

己自身の本性の姿なのである

 

大自然界の慣性の法則と同じように

現世に肉体を持つと

過去において造り出した不調和な業が

表に出てくるということだが

 

しかし、正しい心の制御装置によって

それを修正することはできる

正しい想念の働きによって、改造ができる

 

- 高橋 信次より -