Shantra

Shantra Diary

主に未来、精神分野

物質主義という悪夢を消し去るには

長い間、悪夢を見ていた

周囲は灰色で覆われていて

色の区別が付かない

 

自分という個性も、相手の個性も分からないのだ

その世界には光が差さないので

何色で表現されているか識別できないのだ

 

なぜいま悪夢を見ているのか

なぜこんな思いをしているのか

それが分からなかった

 

その世界には他人を蹴落とし

自分だけが成功しようとする者

他人を思い通りに操って利益を得ようとする者

いずれも自我の強い者しかいなかった

 

地上の様子を見ていると

ひたすら権力や名声にしがみつく自我の強い者がいた

彼は一度だけの人生と思い込み

人びとを抑圧して利益を貪っていた

 

生前に同じような人生を

自我を充分に発揮した者たちが

彼の中に入り込んでいく

 

光の無い世界では苦しいので

同じ波長を持つ人間に憑いて

時には救われたいと思ったり

第二の生として味わいたいのだ

 

だが、憑いて生前と同じ繰り返しでは

救われることはない

生前に行ったことを、間違いだと思ったことを

思い返して反省する必要がある

霊でも時間が経つほど忘れてしまうものだ

 

地下の者を救うには地上が光で満たされていく必要がある

地上で正しい生活をできる者が増えれば

それを見て地下の者たちも

自分たちの間違いに気づけるのだ

 

本当の悪夢とは死んだら終わりという考えだ

一度きりの生だからこそ自分の欲だけを叶えたくなってしまう

そう考える者たちが多くなってしまうのが

今の地球人類の現状だ

 

脳が体を動かしているから、脳が本体なのか?

肉体が自分という本体なのか?

否、肉体はこの世だけの物であり

人間とは肉体と魂の二つから成り立っている

 

魂とは個性でもあり生命でもある

その永遠の生命が肉体の中に入り

一時的に3次元世界で暮らしているのだ

 

子どもの頃からそれぞれ得意、不得意がある

単なる遺伝なのか?

絵も描けない両親から

なぜ絵を描くのが得意な子どもが生まれて来るのか

 

ピアノを弾けない両親から

天才的にピアノを弾ける子どもが生まれて来るか

それは、長い転生輪廻を通して過去世に

絵や音楽に関係することをやっていたからである

 

人はすぐ結果を求める傾向がある

刹那主義で生きているが

過去世に努力してきたことが

今世に報われることが多いのだ

 

今やっていることが良い事でも

人びとに褒められなくても

それは、数年後、数十年後

あるいは来世で何倍にもなって幸福が返って来るのだ

 

私たちは何度も転生を繰り返しているが

それは人生一つ一つで区切れるものでなく

全てが繋がっているのだ