風の時代と承認欲求
風の時代とはどういう時代か？
風とは一定の場所に留まらないもの
自由奔走な生き方を挿す
風の時代の一つ前は、土の時代と呼ばれていた
土の時代は物質中心の生き方だった
お金や冷蔵庫やテレビや洗濯機など
それらを手に入れるため
一種の目的として仕事に励んでいた
土の時代は、一つの場所に留まるということ
就職すれば、定年を迎えるまで安泰だったし
お金があれば物質的豊かに暮らせた
今の時代は違う
エレメントが土から風に移り変わった
日本の四季でいうなら
冬から春に変わったようなもの
春風が吹いて、事件から植物たちが芽を出す
自由な表れが風の時代
お金があっても満たされないという時代になったのだ
私たちの身の周りには物質で溢れている
さまざまな衣服、スマートフォンなどの電子機器
多くの人が手にすることができるようになった
そのために人びとの価値観というのが
物質から目に見えないものに
移り変わっていったのだ
風は目に見えないが確かに存在する
土のエレメントは黄色だったが
風のエレメントは緑色になる
黄色はその場に留まり続ける岩のように硬いもの
緑色とはどこにも留まらない
自由と芸術を象徴する色でもある
芸術によって人びとの心に働きかけるのだ
感動を与えたり、心を落ち着かせたり
癒しの効果を与えたり
目に見えない、何かしらの精神作用をもたらす
それが芸術性というもの
人びとは物質的に豊かになると
精神性を、心の安定を求めるようになるのだ
しかし、その精神性も地球という惑星から見たなら
まだまだ発展途上であり
神理を説ける人間も少ない状態だ
人びとから認められたいという
承認欲求というのが出てくる
SNSなどで何か面白い事を言って
人びとの興味を引いたりする
しかし、その行動が行き過ぎると
過激なものになってくるのだ
この間の回転寿司の迷惑動画も
強い承認欲求から来るものであり
周りの事を考えずに自我中心になってしまう
多くの人から注目を集めるために
自分の心を満たそうとするために
周りに多大な迷惑をかけてしまう
それがこれからの時代の一つの課題になるだろう
まだ目に映るモノに注目しているということ
自分が満たされて幸福だと思ってしまうという事
数だけではなく、質も重要になってくる
自分の与えた愛が、周りに伝導していって
いつか自分にその愛が返ってくる
そして、自分という器が満たされていく
幸福になっていくということ
それは単にSNSのフォロワーが多いから
みんな幸せなのか？というと
その人を見れば分かる通り
必ずしもそうとは言えないだろう
その人の話す内容、書く内容を見れば
人生に悩んでいたり、苦労していたり様々になる
自分は自分であり
己の個性を使って愛を表現すれば良いのだ
登録者を、フォロワーを集めるという縛りに
こだわることなく、自分の個性を使って
人びとの役に立つように生きれば良いのだ
そうすれば、周りに与えた愛が
巡りに巡って自分に返ってくる
そして器が、心が満たされていくのだ
